粘り強く、あきらめない精神

どんな規模の会社であっても経営者にとって必要なのは粘り強く、あきらめない精神だと思います。
特に昨今、中小企業をとりまく環境は決してよいとは言えません。
大企業が安泰なら、その下の下請け、孫請けまで仕事が回ってきますが、大企業も苦しんでいる今、その下はそれ以上に大変です。
それに加えて安価な海外製品がどんどん入ってきますから、さらに立ち向かう相手が増えます。
福井県の鯖江市で鋏を作る会社を経営していた仰木一騎さんは、安い中国産の鋏に押されて会社存続の危機に立たされました。
やめようかという思いも頭をよぎったと思いますが、仰木一騎さんには決してあきらめるものかという強い精神力がありました。
その力が、日本人の鼻にあった繊細な鼻毛鋏を生み出したのです。
先は安全に使えるように丸く加工されていますし、安全ながらしっかりと毛を切ることができる切れ味も、さすがはメイド・イン・ジャパンの品質です。
この精神がなかったら、鼻毛鋏は今頃この世にないかもしれません。